TEPCO(東京電力)ふれあいニュースCrescendoより


「たのしいコーラス」のみなさん」  平成15年3月17日発行

数多の合唱活動が盛んな東京都府中市
で、2 0 0 1 年3 月に新しいグループ
「たのしいコーラス」が産声をあげました。

市民交響楽団やリサイタルなどアマ
チュアピアニストとして華々しい活躍歴
をお持ちの坂本利彦さんが代表、奥様で、

ピアノ教室を持ち、多くのグループから
伴奏のお声のかかる知加子さんがピアノ
奏者、という形で立ち上げたのです。

指導には、十数年にわたる合唱指揮を通じ
てお2 人と交流のあった山崎保夫さんを
お迎えしてのスタートでした。

「山崎先生は、元、市内の郵便局長さん。
今は遠くにお住まいですから、無理をお
願いしちゃって?」と坂本さん。

「でも、初心者が楽しく気持ちよ
く歌え、かつ向上心も引き出
してくれるご指導は、やは
り先生のお人柄によるもの。

うちには欠かせませんから」とも。

約2 0年前、府中市民交
響楽団の「第九」に関わった坂本さんはコーラスに魅せられ、

活動を続けたいと願ったの
ですが、当時は多忙のため叶いませんでした。

一方、多くの合唱伴奏を務める知加子さんは、依頼さ
れた時だけ演奏に出向く形ではなく、もっと深く自主的
に合唱に関わりたいとの思いがつのっていたといいます。

「今さらの新グループにメンバーが集ま
るか不安でしたが、半年で2 0名を超える
好スタート。生涯学習の振興といった社
会の流れとうまく合ったのかもしれませんね」と坂本さん。

知加子さんは「技術追求型やコンテ
スト重視型などいろんな団がある中、

シンプルに『たのしいコーラス』と銘打ったところに
多くの賛同をいただけたのでは?」とおっしゃいます。

「たのしいコーラス」は、当初、
参加を募るキャッチフレーズ
のようなものでした。
「いずれ正式に団名を決めよ
うと思っていましたが、

みんな『このままでいきましょうよ』って。

いつのまにかそれが団名ということに?」
と、知加子さんは笑います。

「でも、楽しいだけじゃなく、みなさん向
上心がありますよ」と

おっしゃるのは山崎先
生です。『早春賦』を通しで歌い、
『風が告げていく』(組曲「確かなものを」より)
はパート練習からチャレンジ、というように、

楽しさと技術向上のシーンがバランス
よく進んだこの日の練習。先生のご指導
そのものが、グループの姿勢を表してい
るようにも思えました。

当初ソプラノに希望が殺到した編成
も、「ハモる」楽しさが芽生えるにつれ
て整ってきたとか。ゆくゆくは混声、

いずれは自主公演、といった夢もあります
が、「グループ名やそれに期待する団員
の気持ちを大切に、あせらず歩みたい」
とおっしゃるお三方です。

メンバーの笑顔もとても“いい感じ”、
その名の通り
のたのしい活動を、ずっと続けていただ
きたいと思います。

(ホームページ掲載許諾済み)


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